ペルージャの本拠地レナト・クーリ【写真:Getty Images】
イタリア2部(セリエB)のペルージャ本拠地の場内アナウンサーが、先日急死したイタリア代表DFダビデ・アストーリの名前を間違えてアナウンスしたことを理由に解雇されてしまった。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
フィオレンティーナのキャプテンを務めていたアストーリは、今月4日にホテルの部屋で睡眠中に死去しているのが確認された。イタリアサッカー界には大きな衝撃が走り、同日に予定されていたセリエAおよびセリエBの試合は全て延期された。
ペルージャはその2日後の6日に、セリエB第28節のホームゲームでブレッシアと対戦。キックオフ前にはアストーリに1分間の黙とうが捧げられた。だがその際にスタジアムの場内アナウンサーは、2度にわたって「アストルフィ」と間違った名前を口にしてしまったという。
会場を訪れていたマッシミリアーノ・サントパードレ会長はこの失態を重く見て、アナウンサーを即時の職務停止とし、その後解雇を決定。ペルージャの本拠地レナト・クーリで4年間にわたって場内アナウンスを担当していたアナウンサーが職を失うことになった。
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