今年で現役引退を果たすかもしれないMFシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】
カタール1部のアル・サッドに所属する元スペイン代表のシャビ・エルナンデスに現役引退の時が迫っている。スペイン紙『アス』が伝えた。
38歳のシャビは、現在カタールでの4季目のシーズンを送っている。スペイン紙『アス』によると、今季は同選手にとって現役最後のシーズンとなるようで、今後は指導者としてのキャリアをスタートさせることが予想されている。
そこで気になるのが、シャビの指導の対象となるチームがどこになるかということ。同紙によれば、現所属先のアル・サッドが最有力とされているが、一方で既に同選手はカタール代表の監督就任へ合意に至っているとも伝えられている。その場合には、2022年に同国で開催が予定されているW杯までの指揮が任されるようだ。
またカタールで経験を積んだ後は、選手として17年間を過ごしたバルセロナへ今度は指揮官として帰還を果たすかもしれない。古巣での指揮を最大の目標としているシャビは、「できるだけ万全な状態」での監督就任を希望している。また、シーズン途中の就任や下部組織の監督就任、第2監督としての帰還は望んでいないようだ。
“シャビバルサ”の始動時期は現段階では正確に予想することはできないが、最も現実的なのは2022年のカタールW杯以降であるようだ。それまで約4年の準備期間が用意されているが、その期間でかつてバルサの心臓と呼ばれたこの選手はどれほどの経験や知識を蓄えることができるのだろうか。
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