ミランから興味を持たれているレアル・マドリーのMFダニ・セバージョス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのU-21スペイン代表MFダニ・セバージョスがクラブを退団することになるかもしれない。
昨夏にU-21欧州選手権でスペイン代表を準優勝に導き、大会最優秀選手賞にも選ばれる活躍を果たしたセバージョスは、今季開幕前にベティスからレアル・マドリーへ加入。移籍後も流出阻止のためクラブ側が同選手に5億ユーロ(約645億円)の契約解除金を設定しようとしていたことからも、この若きファンタジスタへ大きな期待が寄せられていたことがうかがえる。
しかし、セバージョスにとって今季は散々なものになっている。リーグ戦では第29節が終了した時点で出場試合数は「9」で先発出場はわずかの「2」。競争の激しい中盤のポジション争いに敗れ、ベンチにすら入れないことも少なくない状況だ。
この状況を改善したいセバージョスにとって、新たなクラブへ移ることは一つの選択肢にあるはずだ。スペイン紙『アス』によると、イタリアで再建を図るミランがセバージョスの獲得に興味を抱いており、同選手の関係者も出場機会確保のための一つの可能性として移籍を考えているようだ。
また、ミラン側はセバージョスの移籍金として4000万ユーロ(約52億円)を準備しているという。大きな期待とともにマドリーへ加入したこの逸材は、たった一年でクラブを去ることになってしまうのだろうか。
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