去就に注目が集まるアトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリー所属のフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、自身の去就に言及した。仏紙『レキップ』が伝えた。
昨夏はバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブへの移籍の噂が出ていたグリーズマンは、最終的にはFIFAによる補強禁止処分を受けていたクラブの事情を考慮し残留を決断した。今季は、ここまでリーグ26試合に出場し17得点を決めるなど絶好調を維持している。
シーズン序盤は低調なパフォーマンスに終始していたグリーズマンだが、調子を取り戻した要因として、今冬にチームに加わったスペイン代表FWジエゴ・コスタの存在が大きかったと語っている。
「シーズンが進むにつれて監督は僕により自由を与えてくれた。そして1月にはジエゴ・コスタが加入した。それによって僕も大きな重圧から解放されたんだ」
また、シーズン終了後にロシアW杯を控えているグリーズマンにとっては、不透明な去就問題をいち早く片づけることが重要事項となってくる。本人も「すっきりした状態でロシアへ行きたい」と希望を語っている。
「僕の将来はロシアW杯前に決まるだろう。残るかどうかは別にして、姉にはそれまでには決めなければならないと言ってある」
ロシアW杯では強豪フランス代表を牽引する選手として期待がかかるグリーズマン。まずはシーズンをいい形で締めくくり、その後の去就問題も難なくクリアしたいところだろう。
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