本田圭佑、7ヶ月ぶりの代表復帰。右ウィングでの起用を想定か
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表はベルギーのリエージュで23日にマリ、27日にウクライナと対戦する。アジア最終予選のサウジアラビア戦以来、約7ヶ月ぶりに代表復帰を果たした本田圭佑がどのような形で起用され、どういった活躍を見せるのかは1つの見所となる。
昨夏にイタリアのミランからメキシコのパチューカに移籍した本田圭佑は今年に入ってリーガMX(メキシコ1部)の2017/18シーズン後期リーグで4得点6アシストと結果を残しており、昨年10月の代表戦と11月の欧州合宿ではコンディションを主な理由に招集を見送ってきたハリルホジッチ監督に呼び戻しを決意させた。
クラブでは[4-3-3]の右ウィングや右インサイドハーフ、[4-2-3-1]のトップ下など、複数の攻撃的なポジションで起用されている本田。時間帯によってはセンターFWのような役割をこなすこともあるが、日本代表では従来の右サイドが既定路線となりそうだ。2日目の練習ではフィールドプレーヤー18人を半分に分けたミニゲームが行われたが、[4-3-3]を想定していると見られる[3-3-3]の右ウィングに入った。
右サイドと言っても、ディフェンスラインの裏を徹底して狙っていくプレーや縦の仕掛けは本田の特徴とは言いがたい。機を見て裏のスペースを狙うプレーやカウンターから縦のドリブルでシュートに持ち込むプレーはできるが、まずボールをつないで起点を作っていくのがパチューカでも基本スタイルとなっている。これまで通り右サイドで起用されるとすれば、クラブとは意識を変えて臨む必要がある一方で、本田の持ち味を発揮しやすいメリットもある。