代表合宿2日目。長友と本田が激しくバトル
3月23・27日のマリ・ウクライナ2連戦に向け、19日から試合会場のベルギー・リエージュで調整合宿に入っている日本代表。
朝は雪、昼から穏やかな快晴という目まぐるしい天候となった2日目の20日は、合流が遅れていた小林悠、大島僚太、車屋紳太郎の川崎フロンターレ勢と追加招集された酒井高徳(ハンブルガーSV)が合流。負傷の酒井宏樹(マルセイユ)と遠藤航(浦和)を除く25人で昼過ぎからトレーニングを行った。
川崎F勢と右太もも裏の張りを訴えた杉本健勇(C大阪)が別メニューとなったが、それ以外のメンバーは1時間15分のトレーニングを消化。前日より強度の高い内容に取り組んだ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は全体練習後に森岡亮太(アンデルレヒト)、久保裕也(ヘント)、柴崎岳(ヘタフェ)の3人を呼んでシュートと1対1の特別メニュー課しており、彼らへの期待を少なからず寄せている様子だった。
全体練習の中で目を引いたのが、ミニゴールを6個使った狭いエリアでの9対9。ビブス組には森重真人(FC東京)、槙野智章(浦和)、長友佑都(ガラタサライ)、長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、森岡、久保、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、大迫勇也(ケルン)というマリ戦のスタメンとも読めるメンバーが陣取っていた。中盤は長谷部がアンカー、山口と森岡がインサイドハーフに入る逆三角形の形。指揮官はこれをベースに考えているようだ。
ゲーム中には長友と本田圭佑(パチューカ)が激しいデュエルを見せる場面があり、「圭佑はコンディションが上がっていると思う。体のキレとか裏へ抜け出す動きとかもちょっと違っていた。いい状態なんだとお世辞抜きに思いました」と長友も太鼓判を押していた。長年エースとして君臨してきた男が復調してきたのは、チームにとって間違いなくプラス要素。その扱いをどうするかはハリルホジッチ監督の判断次第だろう。