本田圭佑の代表復帰を長友佑都も歓迎している【写真:Getty Images】
日本代表は20日、マリ代表戦、ウクライナ代表戦に向けて練習を行った。
ディフェンスリーダーの吉田麻也など主力級の選手が負傷で不在の中、長友佑都はチームを支える意思を示している。
「新しい選手もいますし、経験ある選手が怪我で離脱してるっていう状況で、僕のこの10年間の代表での経験をどうやってみんなに伝えていけるか、生かしていけるかっていうのは自分自身も試されてるなと思っている。そこは若い選手たちのサポートじゃないですけどね、ホントにイキイキできるプレーのサポートを自分自身がしたいと思う」
そして、ロシアワールドカップに向けて「やっぱり選考があるんでね。これが残り2試合のワールドカップ選考前の試合なんで、自分自身アピールしなきゃいけないっていう強い気持ちもある」と決意を口にした。
今シリーズでは本田圭佑がハリルジャパンに招集されたが、長友は盟友の代表復帰を歓迎している。
「2008年からか、10年間やってきてるってところで落ち着きますよね。単純に合宿に入って、ホテルに入って、いつも食事は圭佑の向かい側に座っているんですけど、まあ落ち着くなと。このポジションに彼が帰ってきて(笑)。単純に精神的な部分でも自分自身がやっぱり戦友でもあり、ホントにいい仲間だなっていう感覚があって、チームにもああいうどしっとした選手がいることによって、引き締まりますよね。若手もいい緊張感を持ってると思う」
メキシコでプレーする本田について、長友は「コンディションが上がってると思う」と分析する。
「練習の中でも『ああ、やっぱ全然違うな』って。これ別にメディアの皆さんの前だから言うわけじゃなくて。実際にミランで試合にずっと出てない時とかと比べると明らかにコンディションが違うんでね。体のキレとか裏へ抜け出す動きとかもやっぱりちょっと違ってたんでね、やっぱりいい状態なんだなっていうのはお世辞抜きに今日思いました」
長友と本田。日本代表で長らく活躍してきたコンビが、ハリルジャパンを引っ張る。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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