リバプールに所属するモハメド・サラー【写真:Getty Images】
リバプールに所属する25歳のエジプト代表FWモハメド・サラーは、加入1年目にして公式戦41試合に出場し36得点12アシスト(リーグ戦は30試合出場で28得点10アシスト)を記録する大活躍を見せている。その中で今季は数多くの新記録を樹立してきた。さらに達成可能な新記録は他にもある。
一つ目の新記録はリバプール加入1年目の選手としての歴代最多得点。これまでの記録はフェルナンド・トーレス(現:アトレティコ・マドリー所属)が2007年に記録した33ゴールだった。
加入1年目以外の選手も含めると、リバプールの“レジェンド”であるイアン・ラッシュ氏が1983/84シーズンに47ゴールという記録を残している。あと11得点必要だが、プレミアリーグ7試合とチャンピオンズリーグの試合が残されているため、好調を維持できれば越える可能性もあるだろう。
そして二つ目の新記録は、左足で決めたゴール数のプレミアリーグ歴代最多記録。現地時間2月24日に行われたウェスト・ハム戦で左足20得点目を記録し、ロビー・ファウラー氏が1994/95シーズンに達成した左足19得点という数字を上回っている。
三つ目の新記録はクラブ歴代最速でのプレミアリーグ20得点到達。現地時間2月4日に行われたトッテナム戦でサラーは2得点決め、リーグ戦25試合目にして21得点を記録していた。それまでF・トーレスやダニエル・スタリッジが保持していた記録を上回り、リバプールで最も速くプレミアリーグ20ゴールを決めた選手となっている。
また、英紙『サン』によると現在のリーグ戦28得点は、85.5分に1ゴールを決めるペースで量産されているとのこと。これは欧州5大リーグ2位の成績で、1位はバイエルン・ミュンヘン所属のロベルト・レバンドフスキだ。レバンドフスキは81.3分に1ゴールのペースで得点を決めている。
サラーが今のペースで得点を量産し続けた場合、プレミアリーグ最終節を終えた時点で35得点を超えている計算になるようだ。1シーズンのプレミアリーグ最多得点記録はアンディ・コール氏(1993/94)とアラン・シアラー氏(1994/95)が記録した34ゴール。ただし42試合制での達成だった。
今季と同じ38試合制の場合は、アラン・シアラー氏(1995/96)とクリスティアーノ・ロナウド(2007/08)、ルイス・スアレス(2013/14)が記録した31ゴールが最多となる。いずれにしても、今季のプレミアリーグは7試合残されており、35得点を記録する可能性は十分にありそうだ。
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