横浜F・マリノスのMF扇原貴宏(写真は昨年のもの)【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第4節が18日に行われ、横浜F・マリノスが浦和レッズを1-0で下し今季リーグ初勝利を飾った。
2試合連続の先発出場を果たした横浜FMのMF扇原貴宏は「みんな勝ちに飢えていたし、その中で自分たちのスタイルで勝てたことは自信にもつながる。本当にチームとしてやっと第一歩を踏み出せたと思う」と、初勝利にホッと胸をなでおろした。
ボールポゼッションを得意とする浦和に対し、試合開始から主導権を握りにいった横浜FM。その結果、ボール支配率は62%を記録し、勝ち点3も掴み取った。浦和相手に自分たちの掲げるスタイルを貫いて勝てたことは自信につながると扇原は語る。
「ある程度どういうチームに対してもボールを繋げるという手応えを掴み始めたところだった。そこで結果もついてこないと自信にもならない。今日、そういう意味でレッズに勝てたというのは自信にもなると思うし、このサッカーをシーズン通してやって、結果が出てくればいい」
代表ウィークにともなう中断期間に入り、次のリーグ戦は約2週間後となる。その前に初勝利を挙げられたことは、チーム戦術の熟成だけでなく、選手たちのメンタル面にも好影響を及ぼすかもしれない。
浦和戦の勝利で得た手応えを自信に変え、今月31日のJ1第5節・清水エスパルス戦までにチームの完成度をどこまで高められるか。扇原は「ここでしっかりと勢いに乗って、このサッカーで上を目指してやっていけるように。本当に1試合1試合大事に戦っていきたい」と、すでに頭を次の試合に切り替え、気を引き締めていた。
(取材・文:舩木渉)
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