エイバルの乾貴士【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第29節の試合が現地時間16日に行われ、エイバルはアウェイでレバンテと対戦して1-2の敗戦を喫した。エイバルの乾貴士はベンチスタートとなり、58分から交代で投入された。
エイバルの主力として活躍してきた乾が先発から外れたのは、今季リーガで3回目のことだ。一度目は、日本代表の試合を終えてスペインに戻った直後に行われた第8節デポルティボ戦を欠場した時だった。今季唯一出場しなかった試合だ。
もう1試合は2月28日に行われた第26節のビジャレアル戦。この時はベンチスタートで87分からの出場だった。ミッドウィーク開催の試合ということもあり、それまで17試合連続で先発出場した乾に休養が与えられたものと思われる。
だが今回、負傷しているわけでもない乾が先発から外れたのは、移籍の噂と関連があるのではないかとの見方がスペインメディアで伝えられている。『エスタディオ・デポルティボ』は、「ベティスへの移籍話が出てきた乾がベンチに」と報道。『fichajes.net』は、「エイバルが乾を“罰した”」と伝えている。
試合に先立つ数日間に、乾はベティスへの移籍が大筋合意に達した模様だとスペインメディアで報じられていた。エイバルは今季末までとなっている契約の延長を望んで交渉を行っていたが、乾はそれを拒否し、ベティスへの移籍に合意したとされている。
【了】