昨季CL王者のレアル・マドリーは準々決勝でユベントスと再戦することとなる【写真:Getty Images】
16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の抽選会が行われ、前回王者のレアル・マドリーは準優勝のユベントスと激突することとなった。
昨季のCLファイナルの再現となるこの一戦には大きな注目が集まることだろう。最後の最後で苦杯をなめる形となったユベントスにとっては、雪辱を晴らすための絶好の機会となる。
対して今季のマドリーは、国内リーグで首位のバルセロナに対して勝ち点差15をつけられ3位と低迷中。4-1と力の差を見せつけて勝利した昨季のCL決勝に比べ、今回のこのタイミングでの対戦は苦戦を強いられるものになるかもしれない。
しかし、欧州カップ戦62年の歴史の中で残されたデータによると、マドリーが優勢と予想をすることもできる。スペイン紙『アス』によると、これまで前シーズンのファイナリスト達が次のシーズンで顔合わせした5試合のうち、全ての試合で前シーズン王者が次のラウンドへ進出している。
最近の例で言えば、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーの対戦が挙げられる。2013/14シーズン、2015/16シーズンにCL優勝を果たしたマドリーは、それぞれ翌シーズンには準々決勝、準決勝でアトレティコを下している。
昨季とはメンバーに大きな変化はない両チームだが、調子の良さという面ではリーグで首位を走るユベントスが勝っているように思われる。CLに強いマドリーは、過去のデータ通り決勝の再戦を制することができるのだろうか。
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