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仙台、10人でドローの立役者は守護神・川浪。指揮官も感謝「勝ち点1をもたらしてくれた」

text by 編集部 photo by Getty Images

渡邉晋
ベガルタ仙台の渡邉晋監督【写真:Getty Images】

 YBCルヴァンカップのグループステージ第2節が14日に行われ、横浜・Fマリノス対ベガルタ仙台はスコアレスドローに終わった。

 序盤から横浜FMがボールを支配して主導権を握っていた中、38分に中盤の底で奮闘していた仙台のMF板倉滉が相手MFダビド・バブンスキーへの危険なタックルでレッドカードを提示され退場に。仙台は残りの時間を10人で戦うことを強いられた。

 後半は残ったフィールドプレーヤー9人が全員自陣に下がり、横浜FMの攻撃に対処していく。そして、無失点で試合を終えられた最大の功労者はGK川浪吾郎だった。仙台の5本に対し、ホームの横浜FMは17本のシュートを放ったが、際どいシーンも体を張って阻止して何度もビッグセーブを見せた。

 この活躍に、仙台の渡邉晋監督も試合後の記者会見で「とくに(川浪)吾郎。再三再四にわたるビッグセーブで我々に勝ち点1をもたらしてくれた」と惜しみない賛辞を送った。

 11人で戦っていた時間帯も横浜FMからボールを奪うことができず守勢に回ることが多かった仙台にとって「ようやく落ち着いてきていたところで退場」というアクシデントがあった。指揮官が「ゲームプランを変えざるを得なかった」と語る中でも、守備が崩壊に至らなかった最大の要因が守護神・川浪の活躍だった。

 アウェイで数的不利に陥った中での勝ち点1は「10人で守りきってくれた成果。こういうゲームで勝ち点1を獲ることは重要。この結果をポジティブに捉えて5連戦の最後に臨んでいきたい」と渡邉監督は胸を張る。仙台はこれで今季の公式戦全5試合で負けなしとなり、アウェイから自信を持ち帰ることとなった。

【了】

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