川崎フロンターレと鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループFおよびHの第4節の試合が13日に行われた。グループステージも残り2試合となり、決勝トーナメント進出に向けた各チームの戦いは大詰めを迎えようとしている。
グループFでは昨季J1王者の川崎フロンターレがオーストラリアのメルボルン・ビクトリーとアウェイで対戦し、後半アディショナルタイムにゴールを奪われて0-1で敗戦。4試合で勝ち点わずか1の獲得にとどまっている。
その後行われた蔚山現代(韓国)対上海上港(中国)の試合で蔚山が勝てば川崎Fは敗退が決まるところだったが、結果は1-0で上海上港の勝利。この結果、川崎Fは辛うじてグループ突破の可能性を残している。
とはいえ、その条件は当然楽なものではない。川崎Fが残り2試合、アウェイでの上海上港戦とホームでの蔚山戦に勝たなければならないことはもちろんだ。1ポイントでも落とせば敗退が決まる。
それだけではなく、他チーム同士の試合の結果にも助けられる必要がある。次節の蔚山対メルボルン戦でどちらかのチームが勝てば川崎Fの敗退が決まるため、引き分けが絶対条件。さらに最終節では、上海上港がアウェイでメルボルンに勝ってくれなければならない。グループの残り4試合が全て川崎Fにとって有利な結果になれば、何とか2位に滑り込むことができる。
一方グループHでは、鹿島アントラーズがオーストラリアのシドニーFCと対戦して1-1のドロー。上海申花(中国)対水原三星(韓国)の試合は、アウェイの水原が2-0の勝利を収める結果となった。
これによりグループHは鹿島が勝ち点8で首位に立ち、水原が7、上海申花が3、シドニーが2。鹿島はアウェイで上海申花と対戦する次節、引き分け以上なら決勝トーナメント進出が決まる。だが敗れた場合、ホームでの水原との最終節は引き分けではなく勝利が必要な状況となる可能性もある。
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