アトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコの主将を務めるMFガビが、エースのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの移籍の噂に言及した。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
アトレティコは11日、リーガエスパニョーラ第28節の試合を戦いホームでセルタ相手に3-0で勝利。この試合、69分までのプレーに終わったグリーズマンは、前半終了間際の44分に決勝点となる先制点を決めている。
試合後、ガビはグリーズマンを「全員にとって特別な選手」と評価。チーム内における同選手の重要度について語った。
「アントワーヌはみんなに好かれているし、チームを超えるレベルを持っている。だから違いを作ってくれるんだ」
現在グリーズマンは、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブへの移籍の噂が絶えない状況にある。リーグ16ゴールをマークしているエースの退団は、クラブにとってはかなりの痛手となるはずだが、それに対するガビの考えはシンプルなものであった。
「僕はいつも彼の近くにいるよう努めてきた。なぜなら彼は僕らにとってとても重要な選手だからだ。唯一僕が彼に要求していることは、僕らといる間は今のように全てをささげること、そして違いを作ることだ。彼はチームの中でもそれができる数少ない選手の一人だからね」
また、ユース時代も含め長年アトレティコに在籍している34歳のガビは「ここにいる選手全員が心からアトレティコの選手でないことはわかっている。彼らを批判する理由はないよ」と移籍を決断し旅立っていく選手たちを擁護している
これまでアトレティコからは、数多くの選手がビッグクラブへと羽ばたいていった。グリーズマンもそのうちの1人となる可能性は十分にあるが、アトレティコの主将はそれ以前に在籍中の献身的な姿勢を期待している。
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