アーセナルのペトル・チェフ【写真:Getty Images】
プレミアリーグ第30節の試合が現地時間11日に行われ、アーセナルがワトフォードに3-0の勝利を収めた。アーセナルのGKペトル・チェフはこの試合で、リーグ史上初となるクリーンシート(無失点)200試合を達成している。英紙『デイリー・メール』などが伝えた。
今季リーグ戦で全試合に先発し、途中交代が1回あるのを除けばフル出場を続けているチェフは、ワトフォード戦にも先発で出場。アーセナルが2点をリードした62分にはPKのピンチを迎えたがFWトロイ・ディーニーのシュートをストップし、そのままタイムアップまで無失点を守った。
チェフとアーセナルにとっては12月16日のニューカッスル戦(1-0)以来となる完封。前節まで11試合連続でゴールを奪われており、クラブにとって2002年以来のワースト記録となっていたが、久々にゼロで抑えることに成功した。
チェフは無失点記録「199試合」のまま足踏みを強いられていたが、ようやく200試合の大台に到達。デイビッド・ジェームス氏(169試合)、マーク・シュウォーツァー氏(151試合)らを引き離し、歴代1位の記録を更新し続けている。200回のうち38回がアーセナルで、残りの162回が古巣チェルシーでのものだ。
「もちろん、信じられないような個人記録だ。シーズンの最初は18試合で9回完封して199試合に到達できたが、そこから11試合待たされた。フラストレーションの溜まることだったけど、何より大事なのはチームが勝つことだ」とチェフは試合後にコメントしている。
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