サウジアラビア国王がイラクにプレゼントすることを約束したというスタジアムは、「世界最大のサッカースタジアム」になるかもしれない。英紙『ザ・サン』などが伝えている。

　イラクとサウジアラビア両国の関係改善に向けた動きの一環として、先月末には両国代表チームによる親善試合が開催された。この試合の成功に満足したサウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は、イラクのハイダル・アル＝アバーディ首相に対し、スタジアムをプレゼントすることを約束したと報じられていた。

　だが、スタジアム建設を約束した理由は少々異なるのかもしれない。サウジ国王は、イラクとの親善試合の結果についての「賭けに負けた」ためにスタジアムを贈ることになったとも報じられている。試合の結果は4-1でイラクの勝利だった。

　イラクに贈られるスタジアムは、その規模も並外れたものとなることが想定されている。収容人数13万5000人という、世界最大規模のサッカースタジアムになる見通しだという。

　現在の世界で最大の収容人数を持つスタジアムは、北朝鮮の首都平壌にあり11万人以上を収容する「綾羅島メーデー・スタジアム」だとされている。過去にはブラジルのマラカナン・スタジアムが約20万人を収容していたこともあったが、現在では大幅に縮小されている。

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