チェルシーのエデン・アザール【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督が、FWエデン・アザールに警告を与えた。英紙『デイリー・メール』が伝えている。
4日に行われたプレミアリーグでチェルシーはマンチェスター・シティに完敗した。アザールはこの試合、サイドではなくセンターでの起用となり、ほとんどボールに触れていない。
苛立ちを抱えたアザールは試合後、3時間プレーしてもボールに触れなかったかもしれないと、コンテ監督の戦術に不満を述べている。
コンテ監督は、ユベントスでの選手時代を思い出し、アザールの行為が正しくないと指摘した。
「私も選手時代にやったことがある。我々が2位、パルマが首位で、重要な試合だった。こちらが3-1で勝って、そのあとインターナショナルブレークでインタビューを受けたんだ」
「そのとき、チームに満足しているかと聞かれて、私はバカな答えをした。『勝ったけど幸せじゃない。監督に言われたポジションで楽しめないからだ』と言ったよ。それからチームに戻り、(監督のマルチェロ・)リッピと全選手でミーティングだ。そこで私は彼に“殺された”」
「ソフトでも優しくもなかった。彼は選手の前で私を“殺した”よ。チームメートへのリスペクトがない、そして監督へのリスペクトもファンへのリスペクトもないと言われた。練習後はクラブから電話があって、もう一度“殺された”。とてつもない罰金を科されて、次の試合ではベンチに座らされたね」
コンテ監督は、シティ戦の戦術が1-1で引き分けたバルセロナ戦と同じだと話している。
「私の意思決定は、常にチームのためのベストを考えてだ。それが私の答えだ」
チェルシーは10日、クリスタル・パレスと対戦する。コンテ監督は、リッピ監督のような手法をとるのだろうか。
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