パリ・サンジェルマンのユリアン・ドラクスラー【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに敗れてチャンピオンズリーグから姿を消したパリ・サンジェルマンでは、雰囲気が悪化している。MFユリアン・ドラクスラーがドイツメディアに語ったことが、他国でも報じられた。
敵地でのファーストレグを1-3で落としていたパリ・サンジェルマンは、セカンドレグで2点差以上の勝利が必要だった。先制を許してさらに難しい立場となると、パリ・サンジェルマンはドラクスラーがアップして準備を整える。しかし、71分にFWエディンソン・カバーニが同点弾を決めると、ウナイ・エメリ監督はいったん交代を取りやめた。結局、ドラクスラーはその5分後に投入されている。
2試合合計2-5で敗れたあと、ドラクスラーは「何が起こっているのか分からなかった。驚いたし、怒ったよ」とコメント。「1-1にはなったけど、何も変わっていなかった。圧力をかけ続け、攻撃的にいくしかなかった」と、交代がずれたことに疑問を持っている。
さらにドラクスラーは「レアル・マドリーが3-1で勝っているとき、とにかくプレッシャーをかけなければいけない。最初からプレッシャーをかけなきゃいけなかったんだ。僕たちはそれをしなかった。だから、この敗退は妥当だったんだ」と話した。
優勝を目指していたチャンピオンズリーグでベスト8入りを逃したパリ・サンジェルマン。大きな目標を失い、チーム内にも緊張感が漂っている。
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