アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、成績不振により解任される結果に終わったとしても、すぐにプレミアリーグの他クラブで指揮を執ることになるのかもしれない。
プレミアリーグで苦しい戦いが続いているアーセナルは、現地時間4日に行われた第29節ブライトン戦にも1-2で敗れて公式戦4連敗。来季チャンピオンズリーグ(CL)に出場できる4位圏内との差は13ポイントとなり、CL復帰は非常に厳しい状況となった。
ヴェンゲル監督の立場も危うくなる一方だ。「今後も自分の仕事に集中する」と辞任の可能性は否定しているが、今季終了後には辞任あるいは解任の形でアーセナルを離れるのではないかとの見方が強まっている。
一方、エバートンも来季の監督交代が予想されるクラブのひとつ。昨年12月にサム・アラダイス監督が就任したが、チームの調子が劇的に上向くことはなく、11位に甘んじている。
英紙『デイリー・スター』が独占情報として伝えたところによれば、そのエバートンのオーナーはヴェンゲル監督を「理想的な後任候補」だと考えているという。22年間にわたってアーセナルを率いてきたフランス人指揮官だが、来季は敵としてアーセナルと戦う可能性もあるのだろうか。
一方で『ミラー』紙は、アーセナルとエバートンが新監督候補の争奪戦を繰り広げる可能性があるとも伝えている。両クラブでのプレー経験があり、現在マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めるミケル・アルテタ氏を新監督に迎えることを両クラブともに検討しているという。
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