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Jリーグ 7年前

開幕2戦未勝利も・・・。FC東京が示した進歩の跡、歓喜への近道は『継続性』

明治安田生命J1リーグ第2節が3日に行われ、FC東京は味の素スタジアムでベガルタ仙台と対戦し0-1で敗れた。チャンスを作ったホームチームだが、今季初勝利は次節以降に持ち越しとなった。今は我慢の時なのかもしれない。(取材・文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images

高萩がトップ下で躍動

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FC東京はベガルタ仙台に0-1で敗れた【写真:Getty Images】

 試合開始から攻勢に出たのはホームチームだった。2トップの下にポジションを取った高萩洋次郎が積極的なフリーランを見せ、前線に絡む意思を示す。4分、CKの流れから最後は東慶悟が右足でシュートを放つも、これはGKの好セーブに阻まれた。

 ゴールキックをショートパスで始めようとする仙台に対し、FC東京は前線からパスコースを蓋をする。課題だった『奪った後の質』については、高萩が効果的な顔出しでボールを呼び込み、味方にパスの選択肢を与えていた。15分には左サイドで作ると高萩がスルーパスを通し、抜け出したディエゴ・オリヴェイラが速いクロスを送る。これを大森が合わせるも、決めることはできなかった。

 開始からボールを握るFC東京は、2トップの質の高い動き出しを見逃さない。ディエゴ・オリヴェイラと前田遼一も確実にボールを収め、味方の攻め上がりを促した。

 なかなかチャンスを作れない仙台は30分、阿部拓馬がミドルシュートを放つも、GK林彰洋ががっちりとセーブした。するとFC東京は39分、高萩が持ち上がると絶妙なタイミングでスルーパス。走り込んだ大森が渾身のシュートを放ったが、枠を外れた。

 FC東京が相手ゴール前でプレーするシーンを多く作った前半だったが、迎えた後半、先にスコアを動かしたのはアウェイの仙台だった。57分、ビルドアップから右サイドにボールが渡り、縦に走り込んだ阿部がクロスを送る。これはDFが触ったが、ファーサイドでボールを回収すると最後は石原直樹のシュートがポストに当たって仙台が先制点を奪った。

 ビハインドを背負ったFC東京は70分に久保建英を、71分に富樫敬真を投入する。しかし、最後まで1点を奪うことはできず試合は終了。仙台がFC東京を1-0で下した。

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