セビージャでプレーしていたサミル・ナスリ【写真:Getty Images】
元フランス代表のMFサミル・ナスリは、ドーピングに関する規定に違反したとして6ヶ月間の出場停止処分を下された。欧州サッカー連盟(UEFA)が発表を行ったとして各国メディアが伝えている。
ナスリはセビージャに所属していた2016年12月に、アメリカ・ロサンゼルスのクリニックにおいて静脈内点滴の治療を受けた。その治療内容が、世界アンチドーピング機関(WADA)の規定に反するものだったとされている。
WADAの規定では、手術などの正当な理由がない限り、点滴は6時間で50mlが上限とされている。だがナスリがクリニックで受けた静脈内点滴では、栄養を含んだ滅菌水500mlが体に入れられたとのことだ。
ナスリはセビージャへのレンタルを終えてマンチェスター・シティへ戻ったあと、昨年夏にトルコ1部のアンタルヤスポルへ完全移籍。だが1月末に契約を解消して退団し、現在はフリーとなっている。
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