マルセイユとの「フレンチ・クラシコ」最大の収穫は?
パリ・サンジェルマンにとって目下の最重要イベントは3月6日のチャンピオンズリーグ・ラウンド16、対レアル・マドリーとの第2レグだ。
そんな中で、2月25日と28日のマルセイユとの2連戦はPSGにとって格好の鍛錬の場。『フレンチ・クラシコ』とも呼ばれる、フランス国内で最上級のビッグマッチが4日間で2度も続くというのは滅多にない機会だ。
25日に行われたリーグアン27節では、パリ勢が3-0で快勝した。
1点目はムバッペ、2点目はネイマールのシュートを相手DFがオウンゴール、3点目はネイマールのアシストからカバーニがゴールと、攻撃三銃士がきっちり絡んだ、彼らにとっては充実の結果で、ウナイ・エメリ監督も選手たちも、好調をキープしているという手応えを得た様子だ。
そしてPSGにとってこの試合での大きな収穫は、中盤でアンカーを務めたラサナ・ディアラのパフォーマンスだったように思う。
チアゴ・モッタに負傷が続き、昨年獲得したポーランド代表のグジェゴシュ・クリホビアクも昨夏ウェストブロムウィッチにレンタルに出したため、手薄になっている中盤底のポジションに、PSGはこの冬のメルカートでラサナ・ディアラを迎え入れた。
ディアラは前クラブのUAEのアル・ジャジーラクラブではほとんどプレーしていなかったから、実戦のリズムを取り戻すべくエメリ監督は慎重にプレータイムを調整し、2月初旬のカップ戦を皮切りに、先発出場、約60分間プレー、というペースでチームに同化させている。