大連一方への移籍が決まったカラスコ(左)とガイタン(右)【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーが26日、チームに所属する24歳のベルギー代表MFヤニック・フェレイラ・カラスコと30歳のアルゼンチン代表MFニコラス・ガイタンが、中国スーパーリーグの大連一方に移籍すると発表した。
カラスコはアトレティコで背番号10を背負う主力選手。今季は公式戦28試合に出場し4得点7アシストを記録していた。移籍金については明らかにされていないが、スペイン紙『アス』によると、カラスコは2022年6月まで契約を残していたにもかかわらず3000万ユーロ(約39億5000万円)で売却されたという。
また、ガイタンは今季公式戦13試合に出場していた。同紙によれば、移籍金は1800万ユーロ(約23億7000万円)になったとのこと。2選手で合計4800万ユーロ(約63億2000万円)ほどになる。同時に狙っていた元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスに関しては、少なくとも今季終了までアトレティコに残留する見込みだ。
大連一方は昨季2部で優勝し今季から中国スーパーリーグで戦う昇格組だが、大連万達グループ(通称:ワンダグループ)がバックについたことで怒涛の大型補強を仕掛けている。大連万達はアトレティコのスタジアム命名権を持っている大企業で、昨年アトレティコの株式20%を取得。しかし、中国政府による企業の外国投資抑制の方針に従い、株式を一部売却していた。
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