ハメス・ロドリゲスはバイエルンで復活。今季終了後の去就は…【写真:Getty Images】
バルセロナへ移籍したフィリッペ・コウチーニョの後釜を探すリバプールは、名門クラブで見事に復活を遂げたアタッカーに目をつけたようだ。
スペイン『ドン・バロン』は、リバプールがハメス・ロドリゲス獲得の可能性を探るため、保有元であるレアル・マドリーと接触したと報じた。同選手は現在2年間の期限付き移籍でバイエルン・ミュンヘンに所属している。
ジネディーヌ・ジダン監督の下では不遇だったハメスは、ドイツで完全復活を遂げた。ユップ・ハインケス監督率いるチームに欠かせない存在として、リーグ戦16試合に出場して4ゴール6アシストと多くの決定機に絡む活躍を披露している。
ただ、リバプールはハメス獲得の難しさを悟ったかもしれない。今回の期限付き移籍には2年間の契約満了時に完全買い取りのオプションがついている。そのためマドリー側としては、2年間ドイツで十分にプレーさせたうえで価値を再び上げてバイエルンに売却したいようだ。
もしバイエルンとの期限付き移籍契約を途中で打ち切ってしまえば、完全買い取りのオプションが無効になってしまう。そしてトップフォームを取り戻した本人にもドイツをすぐに離れる意思はないとみられている。
来季のハメスがバイエルンの選手でなく、リバプールの選手としてプレーするにはレンタルの打ち切りと完全移籍獲得が前提になる。マドリーとしてもドイツで成功しているかつての10番を安易に売却対象とは考えていない様子。リバプールの夏の補強プランはいきなり暗礁に乗り上げたか…。
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