ELを見据えたリーグ戦に
ヨーロッパリーグのラウンド32を突破したボルシア・ドルトムント。2月22日、敵地でのアタランタBC戦を辛うじて1-1のドローに持ち込み、2戦合計のトータルスコアを4-3とした。なお守備面に課題を残しながら、ようやくラウンド16に駒を進めている。
23日に行われた抽選の結果、次の相手はRBザルツブルクに決定した。ペーター・シュテーガー監督は、母国のクラブとの対戦を歓迎。ウィーン出身のオーストリア人指揮官は、“凱旋試合”を心待ちにしているようだ。
ザルツブルク戦の日程は、第1戦が3月8日、第2戦がアウェイで15日。ホームでの初戦までは、およそ10日の準備期間がある。その間に組まれているブンデスリーガの試合を通して、アタランタ戦を終えて残った課題を修正し、また、シビアなゲームを勝ち切って得た手応えを、さらに大きなものとしたいところだ。
ザルツブルク戦を前に、26日に対戦するのはFCアウクスブルク、3日に対戦するのはRBライプツィヒ。アウクスブルクは15/16シーズンにELに出場した経験を持っている。当時はラウンド32でリバプールFCに敗れた。方やライプツィヒは現在ELの戦いの真っ只中だ。ラウンド32でナポリを退け、BVBと同様にラウンド16に進出したばかりである。このように“擬似EL”とでも呼ぶべき2試合は、ザルツブルク戦を占う上で試金石とも言えるだろう。
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