川崎フロンターレの中村憲剛【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ開幕戦が25日に行われ、川崎フロンターレはジュビロ磐田に3-0で勝利した。
試合を動かしたのは、リーグ王者だった。24分、エドゥアルド・ネットがゴール前にボールを送ると、走り込んだ中村憲剛が頭で合わせて先制点を挙げた。
「ネットが持った時にネットも僕もフリーだった。『パス来い』と思っていたら、すごくいいボールが来た」
得点シーンを振り返った背番号14は、試合全体をこう総括する。
「失点のピンチもあったし、あれを決められていればどうなっていたかわからない。ただ、そういうところをゼロで抑えられた。我慢するところはみんなで守って、と。前半で3-0になったので、後半は相手も出てくる中でもう少しいなせればいいかなと。何よりも勝つことが一番。結果が全てだなと。また前に進んでいきたい」
質の高いキックで谷口彰悟とエドゥアルドの得点も演出した中村は、この日の勝利の要因についてこう語った。
「気持ちも入っていたし、すごくまとまっている感じがあった。ピンチがあっても身体を張ったり、そういうところもやれるようになってきているので。あとはこういう勝ち方をするとチームの士気も上がるし、次に繋がっていくと思う。開幕戦で3-0なのでこれ以上ない結果だと思うが、まだまだ詰められるところは話している」
公式戦3連敗中と、今季は苦しいスタートとなった川崎F。しかし、複数得点を奪っての完封勝利と、リーグ戦は最高のスタートなった。そんなチームを牽引したのは、1ゴール2アシストを記録した中村憲剛だった。
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