FC東京の久保建英【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ開幕戦が24日に行われ、 FC東京は味の素スタジアムで浦和レッズと対戦し、1-1で引き分けた。
FC東京は72分、前田遼一に代えて久保建英を投入。背番号15は積極的な顔出しからボールを呼び込み、チャンスを作ろうとする。終盤にはシュートを放つなど、ゴールをこじ開けようという姿勢を示した。
試合後、「あまり多くボールに関与できたわけではない」と久保は振り返った。相手の激しいプレッシャーを受け、自由にプレーさせてもらえないシーンもあった。それでも中盤の空いたスペースでパスをもらい、前を向くことはできた。
長谷川健太監督は、久保以外の攻撃のカードを次々に切った。「永井(謙佑)のスピードが活きれば手前が空いてきて、(久保)建英の足元というところが活きる」と、狙いを説明している。また、「浦和の選手たちに対応されてなかなかチャンスを作れなかったので、前線で体を張れてクロスに飛び込める富樫(敬真)を入れた」とも話した。
決定的な仕事はできなかったが、久保が効果的なプレーを見せたのも事実。「次はもっとできればと思います」と、16歳はさらに向上していく意思を示した。
(取材・文:青木務)
【了】