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「“ムイ”が歴史を作った」…広島に加入した国民的英雄の初得点にタイメディア興奮

text by 編集部 photo by Getty Images

ティーラシン
サンフレッチェ広島のFWティーラシン【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ第1節の試合が24日に行われ、サンフレッチェ広島が北海道コンサドーレ札幌に1-0の勝利を収めた。広島に今季加入したタイ代表FWティーラシンが決勝ゴールを記録している。

 先発で出場したティーラシンは前半28分、左サイドからのクロスに高い打点のヘディングで合わせて先制点を記録。これが決勝点となり、マンオブザマッチにも選出された。タイ人選手によるJ1での初ゴールとなった。

 タイの“国民的英雄”として絶大な人気を誇るティーラシンのデビュー戦であり、札幌に昨季から在籍するMFチャナティップとの同国対決ということもあって、タイでもこの試合は非常に大きく注目されていたようだ。多くのタイメディアがティーラシンのゴールについて報じている。

 タイ『シャムスポーツ』は試合について詳報し、「“ムイ(ティーラシンの愛称)”が歴史を作った」「黄金のチャンスを逃さず、美しいヘッドを決めた。いきなり日本のトップリーグでゴールを決めた初めてのタイ人選手になった」と伝えている。「ムイのゴールで広島が勝ち点3を獲得した」と母国の英雄の活躍を強調した。

『タイ・ラット』紙も同じく、「ムイが自ら先制ゴールを決めて歴史を作った」とその意義を強調。チャナティップとの「エレフェント・バトル(象はタイの象徴的存在)を制した」ことも伝えた。

【了】

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