フォルトゥナ・デュッセルドルフの原口元気【写真:Getty Images】
ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日本代表FW原口元気は、今週末のリーグ戦で復帰することができるかもしれない。現地紙『ライニッシェ・ポスト』が伝えている。
冬の移籍市場でヘルタ・ベルリンからデュッセルドルフへ期限付き移籍した原口は、デビューから3試合で1ゴール2アシストを記録。だが3戦目となった今月2日のザントハウゼン戦で、相手選手と競り合った際に頭を強打して交代を余儀なくされた。
脳しんとうと診断された原口はその後、ウニオン・ベルリン戦とグロイター・フュルト戦を欠場。だが、現地時間23日に行われる次節ヤーン・レーゲンスブルク戦で復帰できる可能性があるとみられている。
練習の様子を伝える現地紙によれば、原口は21日のチーム練習に問題なく参加。「力を完全に取り戻しており、全ての練習メニューを難なくこなしていた」「最近の練習の印象では、出場への障害はなさそうだ」と伝えられている。
前日の時点では、フリートヘルム・フンケル監督は「まだ原口には(復帰は)早すぎるかもしれないという感触だ」と述べ、レーゲンスブルク戦の欠場を示唆していた。その後の回復が予想以上に順調ということもあるかもしれないが、頭の怪我だけに、慎重な対応も必要となるところだ。
原口が欠場した前節グロイター・フュルト戦では、FW宇佐美貴史が交代出場から同点ゴールを決めてチームを敗戦から救った。原口が復帰できたとすれば、再び共演が期待される。
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