レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
欧州ではチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントに話題が集中しているが、レアル・マドリーは現地時間21日に1試合消化の少ないリーグ戦のレガネス戦に臨む。
すでに優勝戦線からは遠ざかってしまっているマドリーだが、ジネディーヌ・ジダン監督の頭には辞任などの考えは一切ないようだ。20日の記者会見の様子をスペイン紙『マルカ』などが伝えている。
「私はこの仕事に疲れるまで続ける」と述べたジダン監督は「私はここに永遠に残るために戦う。もし私が(来季以降も)続けるなら、シーズンが終わる前にあなた方に言うだろう」と、即座の辞任を真っ向から否定した。
解任論や辞任論などジダン監督の周囲には、去就にまつわる話題が常に付きまとう。さらに今季はライバルのバルセロナに大きく引き離され、リーグ優勝の可能性は限りなく低くなってしまった。CL3連覇の偉業に挑むことが、今季の唯一の希望と言ってもいいだろう。
レガネス戦の結果しだいで、14試合を残して首位バルセロナとの勝ち点差は17ポイントのまま縮まらず、3位バレンシアや2位アトレティコ・マドリーとのCL出場権争いでも遅れをとることになってしまう。後ろからはセビージャも迫ってきている。
マドリーでの仕事を続けたいジダン監督の思いは選手たちに届くだろうか。過密日程の中ではあるが、レガネス戦は本物の強さを取り戻すために重要な一戦だ。
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