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「同じことをしてもつまらない」湘南・曹監督が明かす就任7年目の新たな試みとは?

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湘南ベルマーレの曹貴裁監督(右)。トークショーの司会は日々野真理さん(左)が務めた
湘南ベルマーレの曹貴裁監督(右)。トークショーの司会は日々野真理さん(左)が務めた【写真:フットボールチャンネル編集部】

 昨季のJ2優勝を果たした湘南ベルマーレの曹貴裁監督の新著『育成主義』(カンゼン)の発売を記念して、サクラ書店ラスカ平塚店が17日、平塚ラスカ6Fホールでトークショーとサイン会を開催した。

 司会はJリーグ中継のレポーターでもお馴染みのフリーアナウンサーの日々野真理さん。曹監督は書籍の内容や今季のチームの様子などについて話し、普段は聞けない裏話には参加した約100名の参加者からの笑い声が会場を包んだ。

 トークでは今季から新設した“役職”についても言及。昨季37試合に出場した19歳のDF杉岡大暉は、若手選手の意見をまとめてチームに提言するヤングキャプテンに就任。23歳以下の選手が4割以上を占める湘南らしい役割といえるだろう。

 その他にも教育室長にはGK秋元陽太、クリーン室長にはFW表原玄太、相談室長にはMF石川俊輝、広報室長にはMF秋野央樹がそれぞれ就任。チームはキャプテンと3人の副キャプテン、ヤングキャプテンを合わせて9人が役職を持つ、異例の体制となった。

 曹監督はこれらの役職の新設を「遊び半分」と笑ったが、その一方で「今までと同じことをやっててもつまらない」と言及。就任7年目を迎える今シーズンに向けても「楽しみで仕方ない」と開幕を待ちわびていた。

 湘南の開幕戦は2月24日、同じくJ1昇格を果たしたV・ファーレン長崎をホームshonan BMW スタジアム平塚に迎える。

【了】

育成主義

『育成主義 選手を育てて結果を出すプロサッカー監督の行動哲学』
発売日:2018年2月20日
定価:1,728円

「出合った選手たちと真剣に対峙する。一期一会だけでは終わらない、“一期一真剣”のマインドがなければ指導者としての責任を果たせない」

選手の成長を考え、真正面から対峙する指揮官は何を考え、どのように選手と接するのか。
2017年にJ2優勝を果たした湘南ベルマーレの曺貴裁監督が綴る渾身の一冊。

【目次】
第1章 組織論 チームと真正面から対峙する
第2章 育成論 選手の指導に正解はない
第3章 監督論 湘南スタイルは深化し続ける

【著者プロフィール】
曺貴裁(チョウ キジェ)
1969年1月16日、京都市生まれ。京都府立洛北高校、早稲田大学を経て、91年日立製作所本社サッカー部(のちの柏レイソル)、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレー。Jリーグ通算70試合に出場。12年に湘南ベルマーレ監督に就任。チームを3度のJ1昇格、2度のJ2優勝に導き、就任7季目となる18年は監督としては通算4年目となるJ1での戦いに挑む。

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