練習試合でゴールを挙げた久保建英【写真:舩木渉】
FC東京は18日、小平市内で横浜F・マリノスと練習試合を行った。
45分×2本で行われたゲームで、FC東京は先制しながらも逆転を許し、追いかける展開を強いられる。1-3で迎えた2本目、チームはシステムを変更。久保建英は2トップの一角からトップ下に移った。
1-4とリードを広げられたが、50分に1点を返す。敵陣左サイドで小川諒也がパスを送ると、これを受けた久保が左足を振り抜き、ネットを揺らした。
また、69分には右サイドでボールを奪った久保がPA内で倒されてPKを獲得。これをリッピ・ヴェローゾがきっちり決めて1点差と迫った。結果的には3-4で敗れたが、2本目に見せた巻き返しは収穫だろう。
「相手のボランチに一人つくことで、後半の方が守備がハマっていた。守備の仕方を変えたのが、前半と比べたら良かった」と、久保は言う。また、背番号15は積極的に声を発して味方のポジショニングを調整するなど、ボールを持っていない場面でもプレーに関わろうという姿勢を見せた。そして、ボールを持つと果敢な仕掛けと配球でチャンスに絡んでいった。
17日に行われた横浜FMとのプレシーズンマッチでは後半途中からの出場だった。この日は「昨日よりも長い時間やっているので、そこは昨日に比べたら自分を出せたんじゃないかなと」と、久保は振り返った。
(取材・文:青木務)
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