マンチェスター・シティ所属時のジョー【写真:Getty Images】
英誌『フォー・フォー・トゥー』はプレミアリーグの「歴代ワーストプレーヤー」ランキングの上位50人を選出し、17日付で発表した。
必ずしも全くの力不足だった選手というわけではなく、大きな期待をされながらもそれに応えられなかったような選手も多く選ばれている。その理由は負傷や年齢、タイミングなど様々だが、悪い意味でファンの印象に残ってしまったような選手たちという基準のようだ。
40位には、J1の名古屋グランパスが今年獲得した元ブラジル代表FWジョーも入っている。「ロビーニョの前のマンチェスター・シティの史上最高額選手だった」ジョーだが、プレミアリーグでは十分な活躍を見せることができなかった。だがその後、ブラジルに戻って“復活”を果たしている。
ラダメル・ファルカオ(50位)やマリオ・ジャルデウ(30位)、トーマス・ブロリン(20位)などの有名選手も名を連ねている。ワースト5位から2位はジョジー・アルティドール(元サンダーランドなど)、ミルトン・ヌニェス(元サンダーランド)、マッシモ・タイービ(元マンチェスター・ユナイテッド)、サヴィオ・ヌセレコ(元ウェスト・ハム)という顔ぶれだ。
だが、ワースト1位は単に活躍できなかったという選手たちとは異なる“別格”の存在。1996年にサウサンプトンに在籍したセネガル人FWアリ・ディアという、ある意味伝説となっている選手だ。
リベリア代表FWジョージ・ウェアの従兄弟であるなどと経歴を偽ってサウサンプトンに入団することに成功し、主力の負傷などにより1試合に出場したが、「目的なく走り回っていた」として酷評されたという。加入からわずか2週間でサウサンプトンを放出され、その後は下部リーグのチームで数試合に出場したあと姿を消したとされている。
【了】