ブンデスリーガ5連覇中のバイエルン・ミュンヘン【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガでは、シーズン終盤まで優勝争いへの興味を繋ぐため、何らかの形でのプレーオフ導入の可能性も検討されているという。仏紙『レキップ』などが伝えた。
現在のブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘンが圧倒的な力を誇り、昨季まで5連覇中。今季も残り12試合となった時点で2位に18ポイント差をつけ、数試合を残して6連覇を決める可能性は高まっている。
この完全な「1強」体制を変えるため、リーグを運営するドイツサッカーリーグ(DFL)では、プレーオフ導入の可能性も検討している様子だという。レギュラーシーズンの成績だけで優勝が決まらないのであれば、ファンは最後まで関心を持ち続けることになるかもしれない。
「慎重に検討する価値はある考えだ。ある種の改革に向けて前進するのは良い考えかもしれない」とバイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーは賛成意見を述べている。
一方で、バイエルンを追う立場にあるレヴァークーゼンのルディ・フェラーSD(スポーツディレクター)はプレーオフに反対の様子。「我々のリーグ戦を偽物にしてしまう」と、本来の実力が結果に反映されない可能性を懸念している。
欧州他国では、ベルギーやギリシャなど、レギュラーシーズンの上位チームによるリーグ戦の形で優勝を決めるプレーオフを行っている国もある。一方、メジャーリーグサッカー(MLS)やメキシコ、オーストラリアなどではトーナメント方式でのプレーオフが行われている。
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