PSGに所属するネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する26歳のブラジル代表FWネイマールがバルセロナのボーナス未払いを国際サッカー連盟(FIFA)に訴えていた問題に関して、FIFAがネイマールの訴えを却下する判断を下した。13日にスペイン紙『マルカ』が報じている。
昨年夏の移籍市場で契約解除金2億2200万ユーロ(約288億円)を支払いPSGに移籍したネイマール。しかし、納得しない形の移籍だったためバルセロナは不満を示し、ネイマールや父親に対して4000万ユーロ(約53億3000万円)のボーナス支払いを行わないことを決めている。
もともと、ネイマールが2016年にバルセロナと契約を更新した際、2017年9月1日にボーナスが支払われる内容が含まれていた。しかし、7月31日まで他のクラブと交渉をしないこと。契約を全うすると証明できること。他のクラブに移籍しないと9月1日に確認できた場合。という3つの条件を満たさなかったことで、契約不履行を理由にバルセロナがボーナス支払いを拒んだ。
これに不満を示したのがネイマールと父親。同紙によると、FIFAに対してバルセロナのボーナス未払いを訴えていたという。だが、訴えが却下されたようだ。しかし、これで両者の対決は終わらない。今度はバルセロナが契約不履行を理由に7500万ユーロ(約100億円)の支払いをネイマールや父親に求めているとのこと。両者の関係は悪化の一途を辿っている。
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