パリ・サンジェルマンのネイマール【写真:Getty Images】
スペインのマリアーノ・ラホイ首相は、レアル・マドリーがパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールを獲得することは望まないという考えを述べた。スペイン紙『アス』がインタビューを伝えている。
マドリーの宿敵バルセロナで活躍していたネイマールは、昨年夏にサッカー界史上最高額となる移籍金でPSGへ移籍。だがその後、マドリーへ移籍する可能性があるという噂が盛んに各国メディアで取りざたされてきた。
また、PSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペも、マドリーが昨夏の移籍市場で獲得を望んでいた選手だとされている。『アス』紙は、マドリーファンでありソシオ(サポーター会員)でもあると過去に公言していたラホイ首相に、マドリーがムバッペを獲得すべきだったかどうかと質問を投げかけた。
「獲得すべきだったかどうかは分からない。だが(ガレス・)ベイル、(カリム・)ベンゼマ、クリスティアーノ(・ロナウド)は素晴らしいと言われていたが、ほんの数ヶ月で疑問を持たれてしまっている。もう少し客観的に評価すべきだと思う。私は彼らを信じている」とラホイ首相は答えている。
昨季はチャンピオンズリーグ優勝やリーガエスパニョーラ優勝などに貢献して称えられた“BBC”だが、今季は不調だとして批判の対象となっていた。他クラブの選手に目を向けるより、現在の所属選手を冷静に評価すべきだとの主張だ。
一方、マドリーにネイマールを獲得してほしいかどうかとの質問に対しても、ラホイ首相は「私としては、彼に白いユニフォームを着てほしいとは思わない」と返答。理由を明言はしていないが、ムバッペについての考えと同じかもしれない。
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