1月にクルトゥラル・レオネサに加わった井手口陽介【写真:Getty Images】
日本代表MF井手口陽介が所属するクルトゥラル・レオネサは現地時間11日、スペイン2部で首位を走るウエスカと対戦し、0-1で敗れた。井手口はこの日もベンチスタートとなっている。
井手口の出場時間がなかなか増えていない。先月21日にデビューを飾ったときは80分の投入で、1週間後は後半の45分間をプレー。徐々に出場機会を増やしていたが、前節バジャドリー戦は終了間際に投入されただけで、今節は82分の登場だった。
新しい国、新しいリーグ、新しい言語、新しいチームメートと、適応に時間がかかるのは仕方がない。それに加えて、日本がオフだったタイミングでの欧州移籍で、コンディションが万全でなかったこともあるだろう。
それでも、スペイン2部、それも下位のチームであれば、井手口がすんなりレギュラーポジションを獲得するという期待はあったはずだ。この状況を改善できなければ、ロシアワールドカップに臨む日本代表にもかかわってくる可能性があるだけに、心配なところである。
とはいえ、井手口はまだデビューして1ヶ月も経っておらず、本領発揮はこれからだ。次節ラージョ・バジェカーノ戦は、井手口にとって2度目となるホームゲーム。最初のホームゲームで井手口は45分間の長時間出場をしている。ラージョはスペイン2部で3位につけている強豪。そこで好印象を残せば、一気に定位置を確保に近づけるはずだ。
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