レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
今季は不調というイメージを持たれているレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドだが、実は現時点での公式戦合計得点数は昨季の同時期の数字を上回っている。スペイン紙『アス』が11日付で伝えた。
昨季のC・ロナウドは、リーガエスパニョーラではマドリー加入以来最少だったとはいえ25得点を記録。チャンピオンズリーグ(CL)では12点で得点王に輝いた。両タイトルの獲得に大きく貢献し、12月には主に昨季の活躍が評価されてバロンドールを受賞するなど、非常に充実したシーズンだったといえる。
だが今季は、出場停止処分により開幕から4試合を欠場するなど出遅れたこともあり、リーガ前半戦をわずか4得点で折り返した。リーグ戦での得点ペースはマドリー加入以来のワースト記録を大きく更新し、低調なシーズンだというイメージを持たれている。
しかし、リーガ以外も含めた公式戦トータルでは、今季ここまで23ゴールを記録。昨季の2月11日時点では21ゴールにとどまっており、実は今季の方が上回っているという事実を『アス』紙は指摘した。
その理由のひとつは、CLではグループステージの6試合だけで得点ランク首位の9ゴールを挙げていること。リーガでも、10日に行われたレアル・ソシエダ戦でのハットトリックも含め、最近4試合で7得点と急激にペースを上げている。終わってみれば、今季もやはり「例年通り」ゴールを量産したシーズンだったということになるかもしれない。
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