元ミランのサリー・ムンタリが恩師クラレンス・セードルフ監督のもとへ馳せ参じる【写真:Getty Images】
昨年夏にペスカーラを退団してから無所属状態が続いていた元ガーナ代表MFサリー・ムンタリは、スペインへ渡ることになりそうだ。
デポルティボ・ラ・コルーニャは8日、ムンタリが現地時間9日からチーム練習に合流することを発表した。そこでのパフォーマンスを評価し、正式契約を結ぶかの最終判断が下されるという。
現在17位のレバンテと3ポイント差で降格圏18位に沈むデポルティボは、今月4日に成績不振のためクリストバル・パラーロ監督を解任した。そして8日にはクラレンス・セードルフ新監督の就任が発表されている。
実はムンタリとセードルフ監督の関係は非常に良好。というのも元ガーナ代表MFが3年間在籍したミラン時代、最も多くの試合に出場したのがセードルフが半年間監督を務めた2013/14シーズンだった。
デポルティボはMFペドロ・モスケラが股関節痛で離脱しており復帰のめどが立っていない。そのためムンタリがセントラルMFの補強候補になったようだ。セードルフ監督のサッカーを理解していることもプラスに働くかもしれない。
イタリアでは激しい人種差別に悩まされたムンタリは、自身初のスペイン挑戦でかつての輝きを取り戻せるだろうか。恩師と共に、今季2度の監督交代に踏み切って崖っぷちに立たされているデポルティボの救世主になるかもしれない。
【了】