元アーセナルのマテュー・ドゥビュシー【写真:Getty Images】
この冬の移籍市場でアーセナルを離れた元フランス代表DFマテュー・ドゥビュシーは、過去にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍の可能性があったが実現せず、アーセン・ヴェンゲル監督に対して怒りを覚えたという。フランス『RMC』に語った。
ドゥビュシーは2014年夏にニューカッスルからアーセナルに加入。だが相次ぐ負傷やポジション争いに苦戦し、3年半の在籍でリーグ戦13試合、公式戦合計でも30試合の出場にとどまった。この冬の移籍市場最終日の1月31日には、母国フランスのサンテティエンヌへ完全移籍することが決定した。
「アーセナルでは困難な時期もあった。もちろん、監督に対して腹を立てたこともあったよ」とドゥビュシーは語る。そのひとつは、ユナイテッドへの移籍が認められなかったことだという。
「マンチェスター・ユナイテッドにレンタルされる機会があったが、彼は断った。直接のライバルの強化に手を貸したくなかったからだ。気に入らないような言葉を言われたこともあった。だが、もう過去のことだ。サッカーはそういうものだ」と32歳のDFは話している。
ユナイテッドに戦力を与えたくなかったというヴェンゲル監督だが、この冬にはFWアレクシス・サンチェスがMFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードの形でユナイテッドへ移籍。また、チャンピオンズリーグ出場権を争う上ではユナイテッド以上にライバルとなるチェルシーにもFWオリビエ・ジルーを移籍させている。
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