フランクフルトの長谷部誠がブンデスリーガ通算250試合出場を達成【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属する日本代表の長谷部誠は、現地時間4日に行われたブンデスリーガ第21節のアウクスブルク戦に先発出場。キャプテンマークを巻きセンターバックとして奮闘するも0-3で敗れた。
長谷部にとってアウクスブルク戦は、ブンデスリーガ通算250試合を達成する節目の試合だった。浦和レッズからヴォルフスブルクへの移籍でドイツに渡ってちょうど10年、すでに奥寺康彦氏を上回りブンデスリーガの日本人最多出場記録を更新中である。
アウクスブルク相手に3失点を喫し、フランクフルトは後半戦初黒星となった。当然のごとく独紙『ビルト』の選手採点も厳しく、「3」をつけられたGKルーカス・フラデツキーを除いてほとんどの選手が「5」か「4」と極めて低い評価を下された(ドイツの採点は「6」が最低で「1」が最高)。
節目の記録達成となった長谷部も例外ではなく、『ビルト』紙の採点は「4」だった。それでも寸評では「ディフェンス陣で一緒に守ろうとしていたが、しばしば1人になることも」と周囲の拙さが失点に影響してしまった点を擁護され「中央の守備ではいまだ最高」と、個のパフォーマンスは高評価が下った。
FWアレクサンダー・マイヤーが長期離脱中のため、キャプテンマークを巻いて試合に出ることも増えた長谷部。ニコ・コヴァチ監督の信頼も厚く、チャンピオンズリーグ出場権獲得を狙える6位につけてドルトムントやシャルケ、RBライプツィヒといった上位陣を追ううえでチームに欠かせない存在であり続けている。
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