トッテナムのハリー・ケイン【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第26節の試合が現地時間4日に行われ、トッテナムとリバプールが2-2で引き分けた。この試合では、トッテナムに与えられた2本のPKの判定が論議を呼んでいる。
トッテナムは1-1で迎えた83分、ゴール前に抜け出したFWハリー・ケインがGKロリス・カリウスに倒されたという判定でPKを獲得。だがパスを受けるケインはオフサイドポジションにいたように見える。このPKは結局ケインが失敗し、得点にはならなかった。
アディショナルタイムに入った91分にはリバプールが勝ち越しゴールを奪い、勝利を手にするかに見えたが、その数分後にはトッテナムに2本目のPKが与えられる。DFフィルジル・ファン・ダイクがFWエリック・ラメラにファウルを犯したと判定され、今度はケインが決めて試合をドローに持ち込んだ。
ファン・ダイクは自身の与えた2本目以上に、1本目のPKの判定に異論を唱えている。英『スカイ・スポーツ』などがコメントを伝えた。
「ダイブだったと思う。彼(ケイン)がダイブをしたのは明らかだった。誰もそういう話はしていないが、ダイブだと思う。オフサイドだったかどうかが議論されているが、オフサイドでもあった」とファン・ダイクは、二重の意味で疑問の残る判定だったと主張している。
自身が与えた2本目のPKに関しても、納得できていないのは変わらない。「主審はプレーを続けるように言ったが、副審の意見が違ったのは残念だ。1点目と同じく、PKではなかったと思う。あれも明らかにPKじゃない」とファン・ダイクは語った。
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