柏レイソルの伊東純也【写真:Getty Images for DAZN】
2018Jリーグプレシーズンマッチ 第23回ちばぎんカップが4日に行われ、柏レイソルがジェフユナイテッド千葉に4-1で勝利した。
この日も伊東純也が大車輪の活躍を見せた。スコアレスで迎えた後半開始早々の46分、FKを大谷秀和が素早くリスタートすると、抜け出した背番号14のラストパスからクリスティアーノがネットを揺らした。
「一瞬の隙を狙っていた。タニくん(大谷)もうまく狙ってくれて、いい形で抜け出すことができた。(自分で)打とうと思ったけど、確実に横に出した」
先制点のアシストシーンを振り返った伊東はさらに75分、右サイドでボールを叩くと、瀬川祐輔が芸術的なゴールを決めた。
そして85分、PA内でパスを受けた伊東はファーストタッチで一人を置き去りにし、寄せてきた二人目に対しても冷静に逆を取る。「コースは甘かったけど、キーパーの逆に蹴れば入るかなと思っていた」という冷静さでスコアを動かした。
最後は後半アディショナルタイム。右サイドから抜群のタイミングで折り返し、ハモン・ロペスのダメ押し弾を演出した。
AFCチャンピオンズリーグ プレーオフも1得点2アシストを記録していた日本代表は、この日の千葉戦でも1得点3アシストと全得点に絡んだ。「これを続けられるように頑張っていきたい」とし、「ACL優勝、Jリーグの優勝を目指してやっていきたい」と抱負を口にした。柏の韋駄天は、順調な仕上がりを見せている。
(取材・文:青木務)
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