アルゼンチンのディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、アメリカのドナルド・トランプ大統領を罵倒したという理由で米国への入国ビザ発給を拒否されたと主張している。同氏の弁護士がアルゼンチンのテレビで語ったとして、英紙『ミラー』など各国メディアが伝えた。
マラドーナ氏は現在、UAEのクラブであるアル・フジャイラーで監督を務めている。元妻との間での裁判のためマイアミを訪問する必要があったが、ビザ発給が認められなかったとのことだ。
弁護士のマティアス・モルラ氏は、マラドーナ氏がトランプ大統領について侮辱的な言葉を発したことがその理由のひとつだと主張。マラドーナ氏はベネズエラのテレビ番組に出演した際、トランプ大統領についてどう思うかとの質問に、「彼は“チロリータ”だ」と答えたという。アルゼンチンで「操り人形」や「価値のないもの」という意味を持つ侮辱表現とのことだ。
マラドーナ氏はかつて、現役選手として出場した1994年アメリカ・ワールドカップでコカインの陽性反応が検出され、大会から追放されるとともにビザも剥奪されたことがあった。24年間を経て、再び米国から入国を拒否されてしまったようだ。
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