アスレティック・ビルバオへの電撃移籍を果たしたDFイニゴ・マルティネス【写真:Getty Images】
スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・ソシエダが、ファンに対してユニフォームを無料で交換を行おうとしている。スペイン紙『アス』が報じた。
ソシエダは1日、「もう過去のものだ」というタイトルで新たなキャンペーンを開始。その内容は、今冬に同じバスク州のライバルチームであるアスレティック・ビルバオへと電撃移籍を果たしたスペイン代表DFイニゴ・マルティネスのネーム入りユニフォームを、他の選手の名前が刻まれたものと交換できるというもの。既に多くのファンが同クラブのオフィシャルショップに駆け付けており、反響は大きいようだ。
今冬、マンチェスター・シティへと移籍したDFエメリック・ラポルトの穴を埋めるべく、2009年のユース時代からソシエダ一筋を貫いてきたマルティネスはビルバオへと移籍。最大のライバルチームへと移籍したことで失望しているファンは多く、「裏切られたみたいだ。もうこのユニフォームはいらない」と語る人や「失望している。この名前は僕らのユニフォームに刻まれるに値しない」と厳しい言葉を吐く人の姿も見られている。
さらに同紙によると、マルティネスのサポーターグループは解散し、応援に使われた全ての旗や写真等も消失しているという。突然のライバルチームへの移籍を果たした選手に対し、多くのファンは戸惑いを隠せていないようだ。
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