200億円以上の価値がついたブラジル代表アタッカー
今冬バルセロナへ移籍したフェリペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】
フェリペ・コウチーニョ(ブラジル代表/バルセロナ)
生年月日:1992年6月12日(25歳)
インテル在籍:2010年-2013年(公式戦47試合出場5得点)
母国ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマのユースで頭角を現すと、当時16歳ながらブラジル国内では「セレソンの次世代を担う選手」として脚光を浴びていた。その才能にレアル・マドリーなどが感心を持っていたという。
コウチーニョがインテルへとやってきたのは2010年のことだった。すでに注目を集めていた同選手には大きな期待が寄せられたが、2012/13シーズンまで在籍(2011/12シーズン後半戦はエスパニョールへレンタル移籍)し、インテルではわずかリーグ戦28試合の出場にとどまった。
その後、2013/14シーズンよりリバプールに移籍することになる。フィジカルの強いタイプでないコウチーニョは移籍当初、プレミアリーグの激しさに苦労していたが、徐々に自身の持ち味であるテクニカルなプレーを発揮し、世界最高峰の選手にまで上り詰めていった。
そして今冬、バルセロナへクラブ史上最高額の移籍金総額約200億円(1億6000万ユーロ)で移籍。インテルは結果的に世界トップレベルの選手を手放した形となった。