ポルトガル国旗【写真:Getty Images】
好セーブの連発でチームを救ったGKが、試合終了間際に頭を打ったことで、試合の結果を勘違いしてしまうという珍しい事態が起こった。ポルトガル『ア・ボーラ』などが伝えている。
現地時間30日にポルトガル1部第20節の試合が行われ、モレイレンセとポルトが対戦。無敗で首位を走る強豪ポルトだが、この日はゴールを奪えず、15位のモレイレンセとスコアレスドローに終わった。
モレイレンセに貴重な勝ち点1をもたらす立役者となったのは、度重なる好セーブでポルトを完封した26歳のブラジル人GKジョナタンだった。後半アディショナルタイムにはゴールネットを揺らされたが、オフサイドの判定でノーゴールとなり、そのまま0-0で試合を終えた。
だが、このラストプレーで他の選手と衝突して頭を打ったことで、ジョナタンは少々混乱してしまったようだ。直後に受けたヒーローインタビューでは、チームが負けたと勘違いしている様子を見せた。
「残念ながら最後に決勝点を奪われてしまった。みんな頑張ってきたけど、勝ち点を獲得できなかった。少なくとも1ポイントを獲得できる資格はあったはずだった」とジョナタンはインタビューに答えた。
実際には引き分けたということを記者から伝えられると、ジョナタンは戸惑いつつ笑顔になり、「最後のチャンスで決められたと思っていた。頭を打って少し混乱していたんだ。でも、それなら嬉しいよ」とコメントしている。
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