ポルティモネンセの中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のポルティモネンセに所属するFW中島翔哉は、同リーグの強豪クラブであるスポルティングCPへ移籍する可能性があるかもしれない。ポルトガル紙『ア・ボーラ』が報じたとして『zerozero.pt』が伝えている。
中島は今季加入したポルティモネンセで、公式戦19試合に出場して8ゴール4アシストを記録するなどの活躍で評価を高めている。そのプレーは各国の強豪クラブの目にも留まり、ポルトガルのポルトやベンフィカ、ブンデスリーガのヴォルフスブルクやフランクフルト、ウクライナのシャフタール・ドネツクなどからの関心が噂されてきた。
だが新たに、ポルトやベンフィカと並ぶ国内の強豪クラブであるスポルティングCPも移籍先候補に浮上。この冬の移籍に向けて、30日夜に交渉が進められたと伝えられている。
中島には1000万ユーロ(約13億5000万円)の契約解除金が設定されており、ポルティモネンセはこれ以下の金額での売却に応じる意志はないようだ。スポルティングCPは買い取りオプション付きレンタルのオファーを断られたあと、700万ユーロ(約9億5000万円)で保有権の80%を買い取ることを提案したが、ポルティモネンセを説得するためにはさらに条件を引き上げる必要があるとみられている。
スポルティングCPは過去にFW田中順也(現ヴィッセル神戸)も所属していたクラブで、ポルト、ベンフィカとともにポルトガルの“3強”の一角。2001/02シーズン以来リーグ優勝からは遠ざかっているが常に上位を占め、今季も首位争いに加わっている。
【了】