ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
アーセナルは、ボルシア・ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの獲得が決定したことを思わぬ形で「発表」してしまった。英紙『デイリー・メール』など複数メディアが伝えている。
ドルトムントのエースストライカーとして活躍してきたオーバメヤンは、冬の移籍市場の最終日となる31日にアーセナルに移籍することが確実視されている。すでに現地時間30日にロンドンに到着し、31日午前には移籍完了に向けたメディカルチェックを受けていると報じられている。
だが正式発表に先立ち、アーセナルは思わぬミスでオーバメヤン獲得を認めることになってしまった。アーセン・ヴェンゲル監督がオーバメヤン加入についてコメントした動画が30日夜にクラブ公式サイトに掲載され、すぐに削除されたという。
動画は30日に行われたスウォンジー・シティ戦の終了後に撮影されたもののようだ。本来であればオーバメヤンの加入発表とともに掲載するはずのものを、手違いによりフライング掲載してしまったと思われる。
「オーバメヤンがアーセナルの選手になりましたが、嬉しいですか?」とインタビュアーの質問を受け、ヴェンゲル監督は「ああ、良いニュースだ。我々にはもっと攻撃力を高めてくれる選手が必要だ。彼はそれをもたらしてくれると確信している」と返答している。
試合後の公式会見では、ヴェンゲル監督はオーバメヤンの加入を認めようとはせず、「明日(31日)の朝になれば分かるだろう」とコメントしていた。だがその裏では、加入発表に向けた動画を撮影していたようだ。
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