インテルからガラタサライへの移籍が決定した長友佑都【写真:Getty Images】
セリエAのインテルは31日、日本代表DF長友佑都のトルコ1部ガラタサライ移籍を発表した。今季終了までの期限付き移籍となる。
長友は今季序盤こそ主力として先発起用されていたものの、ルチアーノ・スパレッティ新監督の信頼を徐々に失って最近はベンチを温めることが増えていた。今季のセリエAでは11試合、792分間の出場だった。
ガラタサライは国内最多のトルコ1部リーグ優勝20回を誇る名門で、今季は首位のイスタンブール・バシャクシェヒルと1ポイント差の2位につけている。最近2年間は6位、4位と低迷が続いており、後半戦も覇権奪回を目指すうえで負けられない戦いが続く。
また、ガラタサライにとって長友はクラブ史上2人目の日本人選手となる。2006/07シーズンに稲本潤一(現北海道コンサドーレ札幌)が在籍していた。現在ヴィッセル神戸でプレーする元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキも昨季までガラタサライで活躍していた。
ガラタサライの左サイドバックには、長友と同様に右利きながら左サイドで起用されるノルウェー代表DFマルティン・リネスや、ルーマニア代表DFヤスミン・ラトヴェレヴィチがいる。右サイドバックであれば元セビージャのブラジル人DFマリアーノがおり、長友は彼らとポジションを争っていくことになる。
インテル移籍から丸7年となった節目の日に新天地へと旅立つことになった長友。ロシアW杯まで半年、トルコで新たな挑戦が始まる。
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